ある日、私はいつものように朝の駅に向かって通勤していました。その日は少し遅めの出発で、周りにはいつも以上に多くの人がいました。駅のホームについた途端、なぜか急にリードがプツンと切れ、公園から連れてきたばかりのキャバリアキングチャールズスパニエルのモカがホームを全力疾走!慌てて追いかけるも、もうその姿はホームの端っこに小さくなっていて、私は大恥をかいてしまいました。
実は、そのとき私はキャバリアキングチャールズスパニエルという犬種のことをほとんど知らずに飼い始めたんです。友人がこの犬種を飼っていて、見た目のかわいさに一目惚れ。でも正直、その性格や特徴についてはあまり考えず、ただ「大人しいはず」と決め込んでいました。
駅での一件があった翌日、友人に相談してみると「あの犬種、意外と好奇心旺盛で活発だから、たまに予想外のことするんだよね」と笑われました。そして続けて「愛嬌があってとっても人懐っこいけど、ちょっとシャイなとこもあるから、たまにテンションが上がると周りが見えなくなるんだよね」と教えてくれました。彼の話を聞いて、駅でのモカの行動も少し理解できた気がしました。
その日から、私はしっかりとモカの性格を深く知ることにしました。キャバリアはとても愛嬌のある犬種で、飼い主への甘え方が絶妙。そして、表情豊かでアイコンタクトも得意。そんな彼らの姿勢に気づいたとき、自分の方がずっと彼を誤解していたことにショックを受けました。
そして犬のトレーナーさんに聞いてみると、キャバリアは思った以上に運動が好きだと知りました。彼らの小さな体に秘められたエネルギーは見た目以上。のんびり屋でありながら、時に驚くほどの活発さを見せるんです。駅での失敗も、モカにとっては大冒険だったのでしょう。
今では、モカの自由奔放なところも含めて、その愛らしさがたまらなく好きです。彼にとって何が一番楽しいのか、どんな瞬間に幸せを感じるのか知りたくて、一緒にいる時間をもっと大事にしようと思うようになりました。そして、モカも少しずつ私の行動や気持ちをわかってくれているのか、ぴったり寄り添ってくれる時間が増えました。
そう考えると、最初は恥ずかしい思いをしたあの日のことも、今では笑い話。モカがくれた小さな奇跡と言ってもいいかもしれません。たくさんの人が同じように「知らなかった」から始まって、それが「信じられないほどの愛情」に変わっていくんだと思います。あなたがもし犬を飼っているか、これから飼おうと考えているなら、失敗も含めてその時間を楽しんでほしいです。どんな犬種も本当は奥深い魅力を持っていて、そのことを知ることで新しい喜びが必ず待っています。


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